AlteilもやってないしSSSの方もあまり進んでいませんが、クリスへの愛は忘れていません。
2011年12月23日
2010年02月01日
シーン7改
そして行き着いた先で、予感は早くも的中した。
・・・それも、予想以上の規模で。
そこはクリスはあまり通った事の無い、広い廊下の先にあった。
重厚な雰囲気の扉を堂々と開くリュウカの後に、三人が続く。
扉が大きければ、部屋の中も広かった。そして入った途端にかけられたのは、一人の男の声。
「おおリュウカさん、お待ちしておりました!」
その声の主は、両手を挙げてこちらに歩み寄って来る男だった。
「ただいま。連れてきたよー」
歓迎、という様子の男にリュウカは何故か、気軽な調子でそう応じた。
展開を掴みかね、再度よぎる不安。
「え、あの・・・?」
だがしかし、その男には見覚えがあった。
未だ寝ぼけ眼だったユナも気づいたようで、呟いたのはクリスの抱いた疑問とほぼ同じ言葉。
「ん・・・あれ、『生徒会』?」
その大部屋の中心には、円状に歪曲し、所々に装飾のつけられた豪華なテーブルが1つ。
その周囲には何度か見たことのある男女達が、興味深そうにクリス達を見つめていた。
彼等は、学園祭について毎日のように会議を行っている、『生徒会』のメンバー達だった。
そして、今目の前にいるこの男が所謂、生徒会長である。
リュウカ率いる一同の前に立った生徒会長は、何故かリュウカの後ろのクリスを見た後にこう言った。
「彼女が例の候補ですか、リュウカさん」
それに対し、リュウカは「その通り」と言った。
「・・・えっと・・・?」
・・・何の事か分からず、戸惑うクリス。
「あっ、クリスさんだ」
そんなクリスの顔を見て声を上げたのは、会議室のテーブルに座っている女の子。確か、生徒会に所属していたクラスメイトの子だ。
「・・・可憐だ」
「え?」
「い、いえっなんでも!」
その隣、別クラスの男子の呟きに、キョトンとするクリス。
それはさておき、生徒会長はクリスの前に立ち、じろじろとその容姿を観察していた。
・・・女性に対しての行動としては、かなり頂けない。
「ふんふん、クリス君か・・・成る程、ラスアム先生の妹君か」
「え・・・はい、そうですけど」
「・・・うむ、充分な人材だ。」
「そうでしょう?」
全く状況についていけない。
・・・何故か自分が生徒会に注目され、リュウカは誇らしげに胸を張っている。
何か取り返しの付かない事に巻き込まれる前に、事態を把握しておくべきだ。
「あ、あの、生徒会長・・・一体何の話を?」
「ん?ああ、君から希望したのではなかったな」
一拍置いて、生徒会長。
「リュウカ殿の推薦と生徒会、魔法文化祭実行委員会の選考により、君をッ!魔法演舞に出場させることに決定したッ!!」
その台詞を理解するまでの、長い沈黙。
「魔法、演・・・え、ええっ!?」
そして中々レアな、クリスの素っ頓狂な声が響いたのだった。
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2010年01月29日
シーン6改
女の子同士の会話をしながらの昼食は、中々長引くもので。
学園祭の出し物予想をしあい、時々ユナのジョークに笑い、呆れていると、
「皆、こんにちは」
「あっ、姉さん」
「「こんにちは先生」」
脇の廊下を歩いていたところ、クリス達を見て立ち寄ることにしたと言うラスアムは、手にいくつかの資料を抱えていた。
「楽しそうね」
「学園祭の話をしてました」
「なるほどね・・・授業時間が少なくなるのは、寂しいわ」
「せんせー!今日は!?」
ユナ、期待の眼差しで挙手を。
「残念だけど、今日はしっかり、魔術理論ね」
「ぁー・・・はーい・・・」
そして、観念したように乾いた笑いをしていた。
「ユナ、肉体派なのに魔法学科多く取るからだよ」
「落第してないのが不思議よね」
「いやっ、私も頑張ってるんだよ!」
「私が手伝ってるんだけどね」
「・・・うん、助かってます、ほんと」
立つ瀬もなかった。
「あ、そういえば、クリス・・・」
やりとりを微笑で眺めていたラスアムがふと口を開きかけた瞬間、ラスアムが持っていた書物の中から何かが飛び出した。
小さな物体は放物線を描きながら、クリスの膝元に着地した。
「わっ!?」
・・・本当に焦ったのは、1cmずれていれば弁当箱に直撃だったから、だったりする。
「ふふ、やっぱり私よりもクリスの方が好きみたいね」
・・・それは先日、クリスが召喚したカーバンクルだった。
預かることになったものの、家に置いたままというのも不安ということで、クリスの授業があるうちはラスアムが世話をしているのだ。
仮とはいえ、ペットを連れて授業というわけにもいかない。
「私の授業の時は大丈夫だから、と思ってたの。その子が利口なのはよく知っているしね」
と言うラスアム。
「わぁっ、それがカーバンクルっ?」
初めて見たエミリィが目を輝かせて近寄った。
カーバンクルはたたたっ、と素早くクリスの肩に駆け上り、エミリィを見つめ返す。
「か、可愛いなぁ・・・クリスが召喚したって言ってた子なんだよね?」
「うん・・・なんか、懐いちゃって」
「・・・懐いたんだ」
恐る恐る指を近づけているエミリィの横で、ルーシャはなにやら、じとーっとした視線でクリスを見ている。
「?」
首を傾げるクリスだが、ルーシャは説明せず仏頂面を続行。
「・・・べつに」
「・・・ぷふっ」
「むっ!」
「・・・?」
ユナがそのルーシャを見て笑い始め、それを見たルーシャが睨む。
なにやら自分に関係している事なのかとは思ったが・・・よく分からなかった。
屈託無い会話は、暖かく淀みの無い空間。
それは変わらぬ、そして飽く事なきクリス達の日常だった。
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学園祭の出し物予想をしあい、時々ユナのジョークに笑い、呆れていると、
「皆、こんにちは」
「あっ、姉さん」
「「こんにちは先生」」
脇の廊下を歩いていたところ、クリス達を見て立ち寄ることにしたと言うラスアムは、手にいくつかの資料を抱えていた。
「楽しそうね」
「学園祭の話をしてました」
「なるほどね・・・授業時間が少なくなるのは、寂しいわ」
「せんせー!今日は!?」
ユナ、期待の眼差しで挙手を。
「残念だけど、今日はしっかり、魔術理論ね」
「ぁー・・・はーい・・・」
そして、観念したように乾いた笑いをしていた。
「ユナ、肉体派なのに魔法学科多く取るからだよ」
「落第してないのが不思議よね」
「いやっ、私も頑張ってるんだよ!」
「私が手伝ってるんだけどね」
「・・・うん、助かってます、ほんと」
立つ瀬もなかった。
「あ、そういえば、クリス・・・」
やりとりを微笑で眺めていたラスアムがふと口を開きかけた瞬間、ラスアムが持っていた書物の中から何かが飛び出した。
小さな物体は放物線を描きながら、クリスの膝元に着地した。
「わっ!?」
・・・本当に焦ったのは、1cmずれていれば弁当箱に直撃だったから、だったりする。
「ふふ、やっぱり私よりもクリスの方が好きみたいね」
・・・それは先日、クリスが召喚したカーバンクルだった。
預かることになったものの、家に置いたままというのも不安ということで、クリスの授業があるうちはラスアムが世話をしているのだ。
仮とはいえ、ペットを連れて授業というわけにもいかない。
「私の授業の時は大丈夫だから、と思ってたの。その子が利口なのはよく知っているしね」
と言うラスアム。
「わぁっ、それがカーバンクルっ?」
初めて見たエミリィが目を輝かせて近寄った。
カーバンクルはたたたっ、と素早くクリスの肩に駆け上り、エミリィを見つめ返す。
「か、可愛いなぁ・・・クリスが召喚したって言ってた子なんだよね?」
「うん・・・なんか、懐いちゃって」
「・・・懐いたんだ」
恐る恐る指を近づけているエミリィの横で、ルーシャはなにやら、じとーっとした視線でクリスを見ている。
「?」
首を傾げるクリスだが、ルーシャは説明せず仏頂面を続行。
「・・・べつに」
「・・・ぷふっ」
「むっ!」
「・・・?」
ユナがそのルーシャを見て笑い始め、それを見たルーシャが睨む。
なにやら自分に関係している事なのかとは思ったが・・・よく分からなかった。
屈託無い会話は、暖かく淀みの無い空間。
それは変わらぬ、そして飽く事なきクリス達の日常だった。
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シーン5改
「クーリスぅー!」
「わっ、と!?ちょっと、ユナ!」
後ろからあまりに思い切り抱きつかれた衝撃で、危うく頭から転びそうになった。
「あはは、ごめーん。」
ユナはいつもの調子で首に巻き付いている。
休憩時間と同時に必ず、抱きつかれるというより寧ろ飛びかかられるので、クリスは否応無しに反射神経を鍛えられていたりした。
「これから食べに行くんでしょ?」
「うん、中庭にね」
「今日もクリスのお弁当、もらっちゃおうかな」
「もう・・・交換ね」
「もっちろん。芸術の作品、イカさんウィンナーを食べてみるといいよ!」
そう言って胸を張るユナに、呆れを通り越して諦観に至るクリスの呟き。
「・・・そういうところばっかり凝ってるよね」
「なっ、なにをぅ!?」
ちょっぴり心外だったのか、半分ほど本音が混じった声だった。
「・・・ふふ」
なんだか、ユナの百面相じみた表情が面白くなって、笑いがこぼれる。
ユナからすれば追い撃ちである。
「ああっ、そこで笑うのは酷い!」
「ふふ、あはははっ」
「もー!」
・・・本音にちょっぴりの演技を交えた、互いに笑いを誘う言葉の掛け合い。
そんな会話をしつつ、二人は昼食へ向かっていた。
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「わっ、と!?ちょっと、ユナ!」
後ろからあまりに思い切り抱きつかれた衝撃で、危うく頭から転びそうになった。
「あはは、ごめーん。」
ユナはいつもの調子で首に巻き付いている。
休憩時間と同時に必ず、抱きつかれるというより寧ろ飛びかかられるので、クリスは否応無しに反射神経を鍛えられていたりした。
「これから食べに行くんでしょ?」
「うん、中庭にね」
「今日もクリスのお弁当、もらっちゃおうかな」
「もう・・・交換ね」
「もっちろん。芸術の作品、イカさんウィンナーを食べてみるといいよ!」
そう言って胸を張るユナに、呆れを通り越して諦観に至るクリスの呟き。
「・・・そういうところばっかり凝ってるよね」
「なっ、なにをぅ!?」
ちょっぴり心外だったのか、半分ほど本音が混じった声だった。
「・・・ふふ」
なんだか、ユナの百面相じみた表情が面白くなって、笑いがこぼれる。
ユナからすれば追い撃ちである。
「ああっ、そこで笑うのは酷い!」
「ふふ、あはははっ」
「もー!」
・・・本音にちょっぴりの演技を交えた、互いに笑いを誘う言葉の掛け合い。
そんな会話をしつつ、二人は昼食へ向かっていた。
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2010年01月28日
魔法王国攻防戦における侵魚についての考察
侵魚については、実は述べるべきことは少ない。今回は、この考察に至った背景を中心に述べる。
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